
にじいろ。
第24章 サクラ咲ケ。
和也「まーくん!」
耳と鼻を真っ赤にして
まーくんが俺に駆け寄ってきた。
雅紀「お帰り、かず」
和也「ん。ただいま。
迎えに来てくれたんだね。
ごめん、俺、急いで帰ろうとして…」
雅紀「改札駆け抜けてくんだもん、焦ったよ」
ふわりと笑った。
雅紀「帰ろう? 俺、腹減った!」
和也「えっ?! まーくんも夕飯まだなの?」
雅紀「かずの帰り待ってたの!」
家までの帰り道
二人で並んで歩いた
和也「ごめんね。
それから、ありがと。」
雅紀「ふふっ。いいの、いいの!」
まーくんの優しさが暖かかった。
早くギュッってしたい。
ご褒美…今日あげようかな。
って
俺があげたくて仕方ないんじゃん。
和也「ね、ご褒美決まった?」
雅紀「最初から決まってるよ?」
和也「ほんとに?何?何?」
まーくんが立ち止まって俺を見つめる。
雅紀「わかってるくせに(笑)」
和也「えー!わかんないもん!」
わかってる。
わかってるけど
聞きたいんだ、まーくんの口から。
周りをキョロキョロと見渡して
俺の肩をグッと引き寄せて
まーくんが耳元で囁いた
雅紀「かずが欲しい。」
寒空の下
身体の芯が
燃えるように熱くなった
耳と鼻を真っ赤にして
まーくんが俺に駆け寄ってきた。
雅紀「お帰り、かず」
和也「ん。ただいま。
迎えに来てくれたんだね。
ごめん、俺、急いで帰ろうとして…」
雅紀「改札駆け抜けてくんだもん、焦ったよ」
ふわりと笑った。
雅紀「帰ろう? 俺、腹減った!」
和也「えっ?! まーくんも夕飯まだなの?」
雅紀「かずの帰り待ってたの!」
家までの帰り道
二人で並んで歩いた
和也「ごめんね。
それから、ありがと。」
雅紀「ふふっ。いいの、いいの!」
まーくんの優しさが暖かかった。
早くギュッってしたい。
ご褒美…今日あげようかな。
って
俺があげたくて仕方ないんじゃん。
和也「ね、ご褒美決まった?」
雅紀「最初から決まってるよ?」
和也「ほんとに?何?何?」
まーくんが立ち止まって俺を見つめる。
雅紀「わかってるくせに(笑)」
和也「えー!わかんないもん!」
わかってる。
わかってるけど
聞きたいんだ、まーくんの口から。
周りをキョロキョロと見渡して
俺の肩をグッと引き寄せて
まーくんが耳元で囁いた
雅紀「かずが欲しい。」
寒空の下
身体の芯が
燃えるように熱くなった
