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「指☆フレ」

第8章 バレンタインデー編

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アラサーR子ちゃんは久しぶりの恋愛とあって色々不安がっていた

職場ではボクと歳が近いので話しやすかったみたい

R子ちゃんのカレシさんも久しぶりの恋愛らしく、なかなか進展しないカップルでまどろっこしかったな

最初の頃は数日おきにミスタードーナツでお茶しながら恋の相談にのってあげてたけど、ここ最近はボクの出番が無かったからきっとうまくいってるんだろう

この日はバレンタイン前日のお休み日だからきっとカレシさんとデートだな

一番仲が良いR子ちゃんからチョコもらえないのは残念だけど、ここはボクの出る幕じゃいよね


翌日、2月14日 バレンタインデー

ボクは出勤はせず不動産屋や電気料金、ガス料金の開始や停止の電話に朝から追われていた

昼からは部屋の荷物の整理していき、段ボールを組み立てては積み上げていった


集中力も途絶えてきた夕方、メールを着信した


R子ちゃんからだ


「いまB男さんちのアパートの前のスーパーだけど、出てこれますか?」

さすが真面目なR子ちゃん、仕事が終わってその足でボクとこまで来たんだな

サンダル履いて向かいのスーパーの駐車場に行くと、R子ちゃんの軽四が停まっていました


「おつかれさーーん」

「ごめんね、呼び出して・・・・はい、これチョコ!」

無事R子ちゃんからのお別れチョコを受け取って、ボクらは車の中で話しこんでいました

「バレンタイン当日にチョコくれるなんて、マジチョコみたいやん」

「昨日行けなかったからねぇ~」

「絶対くれると思ってたから待ってたよ(笑)」

「ええー!?なんかえらい自信満々やねぇー!」

「まわりのパートさんたちもボクたちがつきあったら良いのにとか言ってたからその気になりかけてたよ♪」

「ホントにぃ~?まぁそうなるには半年遅かったですね」

そう、もしカレシさんが居なかったらR子ちゃんの中でボクが一番親しいオトコだったハズ

夏にカレシさんを友達から紹介されてなかったら、もしかしたらボクたちは付き合ってかもしれない・・・・


「でもカレシには前日にチョコ渡して、ボクには当日だもんね♪」

「どこからその前向きなんが出てくるのか・・・・ある意味うらやましいですよ」

ボクらは軽口を叩きながら、おそらく最後の時間を過ごした

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