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「指☆フレ」

第8章 バレンタインデー編

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転勤族のボクが30代なかばのとき、とある四国の街に住んでいた

2年ぐらい住んでから、次の辞令が来た

次は関西

四国は独特な雰囲気があって、ボクはかなり気に入ってただけに少し残念だった

職場のスタッフさんとはしょっちゅう食事会してたし、仲も良かったのでみんなも残念がってくれた

転勤生活って新しい生活の楽しみもあるけど、お別れのときはとてもツラい

この時ですでに10回ぐらい転勤してきたけど、このときは本当にツラかった


ちなみに・・・・今まで色んな地域で楽しいロマンスなんかもあったりしたけど、この場所ではそんな出会いはなかった

あくまで健全な飲み会が続いていた


次の勤務地への転居先を決めたりしないといけないので2月は中旬までの勤務となり、不動産屋のやりとり、下見、引っ越し、着任地への連絡なんかを2月の後半で終わらせ、3月から正式に関西で着任となるスケジュール

まぁ、実際は2月最後の週は次の着任地で引き継ぎなんかで出勤になるので転居準備は1週間から10日間で終わらせなければいけなかった


2月13日に職場の主婦パートさんたちから「職場に顔だして~!チョコ渡したいからぁ~」て呼び出された


主婦パートさんや学生の女の子たちからお別れチョコをもらった


「R子ちゃんも来たら良かったのにねぇ~」

そういえば一番仲が良かったフリーターのR子ちゃんが居ない

どうやら今日はシフトのローテーションで休みらしい

「一応わたしたちもチョコ渡しにおいで、って声かけたんだよ~」

「まぁまぁ、休みの日まで職場に来たくないでしょう」っとボクはパートさんたちをなだめた

正直ボクも少しがっかりだった


R子ちゃんはフリーターとは言え社員なみに担当を任されていた子で、ボクと同年代のアラサーちゃんだ

長い間カレシも居なくて、周りのパートさんたちがボクとくっ付けたがって、余計なおせっかいをよくしてたっけな

でもボクはこっそりR子ちゃんから聞いていた、久しぶりにカレシが出来たって喜んでいたことを

カレシが出来たのが夏ぐらいだったから、もう半年ぐらいかな

R子ちゃんは「職場のみんなに言わないで!またパートさんたちがうるさいから!」って言ってて、ボクはよく恋の相談役になっていた

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