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「指☆フレ」

第3章 娘せんせい

(PART-10)

ボクは歯医者さんに来ていた

お正月の雑煮の餅で差し歯が外れてしまった

正月というのがタイミングが悪かった
1週間近く歯が抜けた状態で、スープがこぼれたり、ご飯ツブが歯ぐきにまわってちょっと苦労した

「電話いただけたら良かったのに」

クリニックは親子でやっていて、ボクの担当は娘さん

白髪のお父さんもお喋り好きなのでたまに会ったら挨拶もする、けどやっぱり担当の娘先生とばかり顔を合わすことになる

「いや、まぁ正月休みは1週間ぐらいとられるだろうなと思って…」

前回は型をとったので今日は出来上がった差し歯を調整していく

「連絡があったらすぐに出来ますよ、今度とれたらすぐに来て下さい」

「…ふぁい」

チュィィィンンンと機械音が響く
大人になってもこの音は慣れない
小学生のときの恐怖感が蘇る

身を固くしたボクの情けない姿を見て娘先生はフフフと笑っていた

歯の高さを調整するために抜いたり差したりを繰り返し微調整する

そのたびに娘先生の胸がボクの頭に押しつけられる

いつもは機械音の恐怖でそんな余裕はないんだけど、この抜き差し作業は機械音が無いのでちょっと気持ちに余裕がでる

前から胸が当たってるのは気になってたけど、ほわぁ~とした気持ちになったのは今日が初めて

恐怖と邪念

今日は邪念が勝ち

「ここは痛いですか?…ここだけ神経生きてますからね、…はい噛み合わせてみて…もう少しだけ削りましょうか…機械が舌に当たりますから、指で押さえますよ」

ボクは無防備な状態
生かすもころすも娘先生次第…
胸を押し当てられ、指先を舐めてる
なぁんとなく淫靡な雰囲気…

ダメだ、ダメだ…

娘先生は一生懸命に治療して下さるのに、そんな失礼なこと考えててはダメだ

(・_・;)

「…はい、じゃあ固定するのに少し時間がかかりますので、押さえときますね」

娘先生の指先が新しい差し歯を押さえたまま、じっとすることに…

ん~、こんなときに限って唾液がたくさん出てくるよ~っっ

溜まった唾液を飲みこもうとしたとき、

無意識に指先を舐めてしまった…

「…あン」

先生も思わず声が出ちゃったみたい☆

ますます緊張して唾液でちゃうよ~

また唾液を飲むときに舌が指をペロリと…

「はぁ…んんン…」

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