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私は官能小説作家の素材

第7章 壁と壁

あれって、本当なのだろうか。

でも…どうなんだろ。



たまたま、転んで…みたいな。

でも、あれって転んで支えたっていうより、抱き締めてた感じのショットだったけどな。




仕事も全然捗らなくて、とうとうお昼を迎えてしまった。そう言えば…今日は逢田くんが奢ってくれるらしいから…楽しく行こう。


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「あの時以来だね」


「そっか…結構会ってなかったね。やっとゆっくり話せるから良かったよ。さ、座ろ」


綾葉とは違った、礼儀正しさ。エスコートしてくれる優しさが今の私には嬉しい。

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