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私は官能小説作家の素材

第6章 束縛の証

「まて…真菜…」

「へ……?」


意味不明な「待て」と言う指示に私は、声が裏返る。


何故に…待てって言うの?
私はいつから犬になったんだろか…。


「なんで?」


「俺…ぎゅってされたら勃つ…から」

「勃っ!!!……////」


突然、かわいい子ぶるの止めてよ!!…ホント…惚れ直すじゃんかあ……。


「あのさ、真菜?」

「なんですか?ケイスケ」


こうやって、お互いのことを名前で呼び合うだなんて…夢の話だったのに…いつのまに、現実になってるんだ。


「観覧車…最後に乗ろうよ」

「えっ………あ、はい…」


実は一番苦手。観覧車は。
高所恐怖症もあるし、人格が変わるからだ。

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