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私は官能小説作家の素材

第6章 束縛の証

手で覆ったと思いきや、すぐにキスをされる。そして、私の指先は残った二人の男性に舐められる。


汚いっ…汚い………。



ざわざわしている、遊園地では誰も気づかない。はたから見たらイチャついているようにも見える。


欲情が漏れ、唇から舌へと変わる。ぴちゃぴちゃと卑猥な音が続く。


「んふっ…」

「口開けろっての!」


怖くて、力んでしまい簡単には口は開かない。だから、従いたくても従うことができない。


涙も流れて、気持ち悪くなる。


「ケイスケっ…助…けて」


具合悪いケイスケ。
どう考えても気づかないはず。


だと、決めつけていた……。



「がぁはっ!?」

いきなり、手を舐めていた男が、苦しい声を出した。

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