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お前は俺のxxx

第111章 バラバラになる心。



私の頭の中には、最後に聞いた香奈の辛そうな声が残っている。


きっと不安でいっぱいだろう…

いつも私を心配してくれる香奈。

私も香奈を支えたいよ…


香奈の事を考えている時だったーー


『それで、お前どうすんの?』


碧の問いかけに、流星先輩は思いもよらない言葉を口にした。


『無理に決まってんだろ..
香奈にも同じこと聞かれた。』


私は咄嗟に声を上げた。


「香奈に何て言ったの⁉︎」


『堕ろせって..』


その言葉を聞いて、私は流星先輩に殴りかかろうと立ち上がると、私より先に碧が流星先輩を力一杯殴り飛ばした。


『テメェ‼︎ざけんなよ‼︎
香奈ちゃんの気持ちも考えろ‼︎
お前の責任でもあんだぞ⁉︎』


流星先輩は口元に滲んだ血を拭うと、碧に殴りかかった。


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