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お前は俺のxxx

第111章 バラバラになる心。




学校に着いても、私たちはそのままカフェに向かった。



碧が流星先輩に連絡を取り、今から学校へ来るように言ったとのこと。


初めはしぶっていたみたいだけど、
碧は家まで行く勢いだったから…



何も言葉が出てこなくて、ただじっと流星先輩が来るのを待っていた。



『流星!』



碧が流星先輩が来たことに気づき声をあげ、私はその声に反応して振り返った。



久しぶりに見る流星先輩の顔には
笑顔が無かった…



『お前何やってんだよ⁉︎』



カフェの中に響く碧の怒声に、
私は慌てて碧の腕を引いた。



「こんなとこで話しちゃ...」



そのことに気付いた碧は

『自習室行くぞ。』

と先にスタスタと歩き出した。



私は2人の後について
[自習室]へ入った。



ここに来るのも久しぶりだ...
颯太に初めて連れて来られた場所..



碧がソファに座ると、流星先輩は
向かいのソファに腰を下ろした。



私はその場に立ったまま、
2人の様子を見ていた。


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