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お前は俺のxxx

第109章 好き…




私はチビ太を踏まないように移動するけど、チビ太は後ろをずっと付いてくる。



「え?え?何で?」



私が立ち止まると、今度は私の周りをくるくると回り始めた。



『チビ太が遊んで欲しいみたい。』



碧から渡されたワラのボールを、チビ太の前にそっと転がすと、鼻を使って転がしながら、ずっとボールを追いかけていた。



(本当可愛いなぁ♡)



私はその様子をしばらく見ていた。



『結愛ちゃん?
チビ太に夢中で俺のこと忘れてない?』



「へ?」



振り返ると、碧はペットボトル片手に入口のドアに寄りかかっていた。



『俺が飲みもの取りに下に降りたの
気付いて無かったでしょ?』




「え⁉︎ゴメン‼︎気付かなかった..

チビ太が本当に可愛くて♡
こうやって見てるだけで癒される♡」




碧は私を見てクスっと笑った。




『ほらチビ太。部屋ん中戻りな。
そろそろ結愛ちゃんを返してね?』




碧はチビ太をケージの中へ誘導すると、
カチャっとケージのドアを閉めた。



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