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お前は俺のxxx

第109章 好き…



『チビ太のとこ行こうか?母さん。部屋にいるから何かあったら声かけて?』



碧が私の手を引いてソファを立ち上がると、私は『紅茶ご馳走様でした。美味しかったです。』と頭を下げた。



お母さんはニコっと笑って

『ゆっくりしていってね♪』

と優しく応えてくれた。



碧は私を連れてリビングから出ると、
チビ太のいる部屋へ案内してくれた。



部屋の中は床一面にコルクが敷いてあり、部屋の端にはケージが置いてあった。



その上にはブランケットがかけてある。



碧は私をケージの方へ連れて行くと、
ブランケットをそっと上げた。



『チビ太?』



碧が名前を呼ぶと、ワラでできたかまくらの中からぴょこっと顔を出した。



「か.か.かわいいー♡」



私はチビ太を見てケージの前に座ると、
隣に座った碧がケージのドアを開けた。



チビ太はかまくらの中から出て来ると、そのままケージを出て碧のひざの上に座った。



「かわいい〜♡」



私はチビ太を見て
ずっと同じ言葉を繰り返していた。


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