
お前は俺のxxx
第109章 好き…
碧先輩は私の体をギュっと抱きしめると
『俺が守るから。』と優しく囁いた。
そしてゆっくり体を離すと、
私の顔を覗き込んでくる。
『結愛ちゃん。耳も顔も真っ赤。』
(え⁉︎うそ⁉︎恥ずかしい..‼︎)
私は急に恥ずかしくなり慌てて顔を隠すと、クスクス笑った碧先輩は私の顔を覗き込んでくる。
「ちょ⁉︎碧先輩‼︎
恥ずかしいから見ないで下さいよ‼︎」
『結愛ちゃん照れてるの?
本当可愛いな。顔見せて?』
「い・や・で・す‼︎絶対見せません‼︎」
碧先輩はクスクス笑いながら
私をからかっていた。
『結愛ちゃん?』
「嫌ですってば〜‼︎
もう勘弁して下さいよ‼︎」
私は顔を見られないように、
膝を抱えて顔を伏せた時…
『結愛ちゃん…俺を見て?』
と頭の上から優しい声が響いた。
そっと顔を上げると、碧先輩は優しい眼差しで私を見つめている。
その表情に、トクンと鼓動が跳ねた。
