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お前は俺のxxx

第109章 好き…




『俺の彼女になって?』



碧先輩からの突然の告白に
私は動揺してしまった。



「え⁉︎ゃ..でも..私は..
それに碧先輩..彼女さんが..」



『颯太のことは、無理に忘れようとしなくていい。

俺のそばにいて、ゆっくり気持ちを整理していけばいいから。

それと。俺、彼女いないよ?』



(え⁉︎女子大生は⁉︎)



私が驚いた顔をしていると、
碧先輩はクスっと笑った。



『よく遊んでたけど、
付き合って無いから。』



碧先輩は私の頬をそっと撫でた。



『返事。聞かせて?』



「わ..私なんかが...
碧先輩みたいな素敵な人と..」



『結愛ちゃんだから。
俺はそばに居たいんだよ。』



碧先輩は私を優しく抱き寄せると
耳元で囁いた。



『俺と付き合ってくれる?』



優しい声…
いつも守ってくれる腕…



碧先輩からはトクトクと鼓動が伝わってくる。それは私の鼓動と重なるように優しい音を立てていた。



そして…
私はコクっと頷くと、碧先輩の背中にそっと腕を回した。


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