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お前は俺のxxx

第101章 ナンパ…?



コソっと中の様子を伺うと、2人ともバタバタと忙しそうにしている。



(私…邪魔じゃないかな…。)



帰ろうかと悩んでいると、お客さんが颯太に声をかけていた。



『お兄さんカッコイイですね〜♡
携帯とか教えて下さいよ〜。
今度、合コンしませんかぁ?』



これは逆ナンだよね…?
見た感じ、同じ高校生だと思う。



『は?』



一瞬顔を歪めた颯太。
そこに割り込むように、まこっさんが間に入る。



『お姉さんゴメンね?
コイツ彼女いるからさ。

あ。君たち可愛いから少しサービスするね〜。
ほら。颯太はこれ持って裏で休憩してこい。』



颯太はまこっさんから渡されたお好み焼きと焼きそばを手に私が待つ裏に顔を出した。



「逆…ナンですか…。」



『あ?興味ねぇよ。
そんなことより飯食おうぜ。』



颯太は私にお好み焼きを手渡すと、何事もなかったかのように焼きそばを食べ始めた。



「ありがと。いただきます。
あ。これ食べたら私帰るね?」


『何で?』


「いや…忙しそうだし、まこっさんも大変そうだからさ?明日の花火は一緒にいれるからいいの!」


颯太は不満そうな顔をしていたけど、
明日を考えて納得してくれた。


『じゃあ頑張ってね!
まこっさんご馳走様でした。』



表にいるまこっさんに挨拶すると、私は先に家に帰った。


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