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お前は俺のxxx

第101章 ナンパ…?



『お前も気を付けろよ。たまたま知り合いだったからいいけど。』


颯太は私の頬をキュっと摘むとため息をついた。



「ぅ…すみません…。」



『腹減った。結愛は何食いてぇ?』



「ん〜。まこっさんのお好み焼き♪」



『は?戻んのかよ。
お前が食いてぇなら仕方ねぇか…。』



踵を返すと、まこっさんのお店の方へ歩き出した。



まこっさんのお店の前には溢れんばかりの人‼︎人‼︎人‼︎



『マジかよ…。結愛、他の…』


『あ‼︎颯太‼︎テメっ!』


まこっさんは私たちに気付くと、中から飛び出してきて颯太の首に腕を回して中へと引きずっていった。


『ちょ…待…まこっさん‼︎
結愛!裏に回って来い!』



何か痛い視線を感じながらも、言われた通りテントの裏に回るとまこっさんが休憩用の椅子に座ってタバコに火を着けた。



『結愛ちゃんゴメンね〜。
ヤニ切れで…。一服したらまた表に戻るから、ここに座って待ってて?落ち着いたら颯太戻すから。』



まこっさんはタバコを吸い終わると、缶ビールをクイっと煽ってからテントの中へ戻って行った。


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