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お前は俺のxxx

第101章 ナンパ…?



『あれ食べたい!』


先ほどから、香奈はちょこちょこと歩きながら食べてばかり…


痩せてるのに…
その体のどこに入ってんの…?


私は香奈が買ってくれたりんご飴を手にしたまま、香奈を追いかけて歩いていた。


『お?そこのお姉さん!』


呼びかけられた方を向くと、綿あめを売っている男の人が声をかけてきた。


「え…?私…ですか?」


『そうそう!ね?綿あめ食べない?』


「あ...えと..大丈夫です。」


『お金は要らないからさ?
ちょっと待ってて〜♪』


男の人は私の言葉を聞かずに、ピンク色の袋に入った綿あめを手渡してきた。



「え⁉︎や…あの…。」



『気にしないで?
じゃあ連絡してね〜♪』



(え…?何が?)



『結愛〜!何してんの〜?』



先の方にいた香奈に呼ばれた私は、

「あの…ありがとうございます。」

男の人にペコっと頭を下げると慌てて香奈のところへ走った。



香奈に追いつくと、両手には大量の食べ物を抱えてニコニコ笑っていた。



「ちょ⁉︎香奈…それ全部食べるの⁉︎」



『おまけしてくれたんだもん♪
あ‼︎流星たち居た〜♡』



香奈は流星先輩を見つけると、走って先輩たちのところへ向かった。


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