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人間と吸血鬼

第10章 新しく

佳奈「なっ…あんた誰…」

俺は窓の方を見ると、

雅紀「か…ず…」

やっぱり和だ…

すると和は佳奈に近づき頭に手を乗せると佳奈はそのままゆっくり倒れていった

和也「帰るぞ。雅紀。」

雅紀「和…俺…」

和也「どうした?」

雅紀「腰…抜けて…」

すると和は玄関で俺の靴を持ちそのままゆっくり俺を抱きかかえてくれた。

俺は和にしっかり掴まる。

雅紀「でも…どうして和が…?」

和也「雅紀の声が聞こえたからだよ。頭の中で。」

雅紀「ありがとう…」

無事家に着きゆっくりとソファーに降ろしてくれた。

和も隣に座り、

和也「怖かっただろ?」

雅紀「……」

今になって涙が溢れた。

俺は和に抱きつき、

雅紀「怖かった…怖かったよ…‼︎」

和も俺を抱きしめてくれた。

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