テキストサイズ

アクマにアソコを貸しました

第6章 ロスタイム上等じゃないですか

更に唇が近づいてきたので反射的に目を閉じると、ふわんと唇をあてられた。

………おしまい?

拍子抜けしてゆっくりと目を開けると、目の前のマソォは色気迸る瞳を光らせていた。

「――見つけちゃった。

梓穏のオーラに色欲の色。こんなキスだけじゃ足りない――!!

って言ってる」

そんなはずありませんっ!という言葉はマソォの唇に飲み込まれた。

角度を変えて何度も食まれると胸がドキドキして苦しくなり、ハッ…と息継ぎの為に口を開くとすかさず舌を差し込まれた。

執拗に追いかけて来て絡められる舌に根負けし、いつしか自分の方がマソォの口内を犯していた。

マソォは力が抜けそうな私の体を抱き上げて、二人でそっと湯船に入った。

温かな湯の中でさっきみたいに後ろから抱きしめられる。

マソォは項に舌を這わせ、乳房を揉む。時折頂をつつかれて、ぬるぬるが湯船に溶けているんじゃないかと気になってしまった。

「泡だらけ…だったのに…キス一つだけって…言ったのにぃ…」

精一杯の抵抗を口にすれば、耳元に唇を寄せられて

「各場所にキス一つ…項だろ、お腹だろ、太もも?あとどこかあるかな…」


お腹じゃなくておっぱいがいいの…

太ももじゃなくてアソコがいいよぉ…


「梓穏にはやっぱりえっちなお返ししてあげるね」

嬉しそうなマソォに浅い吐息で答えるのが精一杯だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ