
アクマにアソコを貸しました
第10章 イカ?いいえ、津島です
「さて、ご飯にするか?風呂にするか?それとも…お「お風呂!お風呂?違うよ、ご飯でっ!!」」
「…チッ、飯か」
家に着いた瞬間の言葉に危うく深く考えずにお風呂って言うところだった。しかも最後俺って言おうとしただろ、新妻か!?しかも選択肢の3分の2がセクハラってどうなの?
「早く食べちまえよ」
「いや、これから作るから時間かかるし」
「じゃあサラダだけでいい」
「サラダだけでよくないわ!食べるのは私だから、んむっ」
ケィシはいつの間に手にしたのか、サラダの乗ったお皿からミニトマトを摘まむと私の口に押し込んだ。
反射的に噛むと、プチュッと弾けたトマトの汁が唇の端から滴った。ふ、と浅く笑んでゆっくりと長い人差し指を私の顔に近付けてくるケィシ。彼に笑みなんて見せられたら怪しいとわかっているのに、美しすぎる微笑みから目が離せなかった。
「梓穏、垂れてる。ほら」
口の端から垂れた汁を人差し指で掬い、それを私の口内に差し入れた。
「…チッ、飯か」
家に着いた瞬間の言葉に危うく深く考えずにお風呂って言うところだった。しかも最後俺って言おうとしただろ、新妻か!?しかも選択肢の3分の2がセクハラってどうなの?
「早く食べちまえよ」
「いや、これから作るから時間かかるし」
「じゃあサラダだけでいい」
「サラダだけでよくないわ!食べるのは私だから、んむっ」
ケィシはいつの間に手にしたのか、サラダの乗ったお皿からミニトマトを摘まむと私の口に押し込んだ。
反射的に噛むと、プチュッと弾けたトマトの汁が唇の端から滴った。ふ、と浅く笑んでゆっくりと長い人差し指を私の顔に近付けてくるケィシ。彼に笑みなんて見せられたら怪しいとわかっているのに、美しすぎる微笑みから目が離せなかった。
「梓穏、垂れてる。ほら」
口の端から垂れた汁を人差し指で掬い、それを私の口内に差し入れた。
