
アクマにアソコを貸しました
第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか
マソォの重みを感じた次の瞬間、ズ…ズンッ!!!激しい縦揺れ。
「きゃあっ!!」
「梓穏っ!」
大丈夫、大丈夫だから、ね
耳元で優しく囁きながら背中を撫でてくれる。
「地震じゃないから。
……ほら、窓の外みてご覧」
ゆっくりと抱き上げられて窓のそばまで連れて行ってくれた。
こんだけ揺れて地震じゃないわけ無いだろう。
マソォの腕の中から、そっと窓の外を見ると行き交う人にも車の流れにも普段と違う様子はなかった。こんなに大きな揺れがあったばかりなのに、何事もなかったかのようだ。
「皆、普通だ…テレビ…そう、ニュース速報は!?」
会議室のテレビを勝手につけてはいけない決まりだが、構うもんか。
どれだけ待とうと、チャンネルを変えようと、地震速報は流れない。
「地震じゃないなら、なんなの…?」
わかるような、わからないような。答えなど聞きたくなかった。独り言で良かったのに。
「それは「それは俺と真赭の力のせいだ」」
ケィシ…
いつの間に居たのか、振り向いた先にはケィシが立っていた。
「京紫、タイムオーバーだよ」
「あぁ、そのようだな。梓穏、来い。記憶を消さねばならん」
「きゃあっ!!」
「梓穏っ!」
大丈夫、大丈夫だから、ね
耳元で優しく囁きながら背中を撫でてくれる。
「地震じゃないから。
……ほら、窓の外みてご覧」
ゆっくりと抱き上げられて窓のそばまで連れて行ってくれた。
こんだけ揺れて地震じゃないわけ無いだろう。
マソォの腕の中から、そっと窓の外を見ると行き交う人にも車の流れにも普段と違う様子はなかった。こんなに大きな揺れがあったばかりなのに、何事もなかったかのようだ。
「皆、普通だ…テレビ…そう、ニュース速報は!?」
会議室のテレビを勝手につけてはいけない決まりだが、構うもんか。
どれだけ待とうと、チャンネルを変えようと、地震速報は流れない。
「地震じゃないなら、なんなの…?」
わかるような、わからないような。答えなど聞きたくなかった。独り言で良かったのに。
「それは「それは俺と真赭の力のせいだ」」
ケィシ…
いつの間に居たのか、振り向いた先にはケィシが立っていた。
「京紫、タイムオーバーだよ」
「あぁ、そのようだな。梓穏、来い。記憶を消さねばならん」
