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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

「んッはぁ…それ、それが気持ちい…!あぁん、イキそ、イグぅ!
真赭様ぁーーー!」


マソォが吐精しながら何かを吸い込むと、女の子はヨガッて絶叫した挙げ句に気を失ってしまったようだった。

スウゥゥゥ…

吸い込んだものが体に満ちていくと同時にごく小さな模様が今ある模様の端に浮かびあがる。

この模様、どこかで…?

――ケィシの肩だ。一瞬、ケィシの肩に何か違和感を感じた事があった。私が気付いた直後に一時的に肩の模様を見えなくしたのか。

マソォ

呼び掛けたいのに、こっちを向いた彼が再び酷く傷付いた瞳をしてるのに、乾いた唇がくっついてしまっている。

女の子の服をバサリと体の上に掛けて手を翳すと、一瞬の光の後、倒れたまま服を着ていた。

マソォは自分のワイシャツを着て、ボタンをとめながら小首を傾げた。

「見られちゃったか。梓穏には最後まで知られたくなかったなぁ」


その時足元がグラリとした。マソォの術で倒れるのかと思ったら違うようだった。
とても慌てた顔でマソォが走って来て、私を庇うように覆いかぶさった。

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