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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

トイレと言って部屋を出たくせに、トイレの前を素通りして会議室を目指す。

「あれ…?どこかな、第2…第3だったかな?」

何度うろうろしても、見つけられなくて途方に暮れかけた時どこからか人の声がした。

「…………あぁっ」
「…………****だろ」

何を言っているかまでは聞き取れなくて、ドアにギュッと耳を押し当てたところで

「いやぁッ!…………***!!」

!!!ビックリして思わずのけ反った。

悲鳴?これは絶対会議じゃないよね…それに使用中の表示さえないし。

思い切ってドアをゆっくり、そっと開けた。

ホワイトボードが衝立のように視界を遮っているが、明らかに甘さと媚を含んだ声が響いていた。

「ん…あぁんッ!……ふ、そこぉ、そこなのぉ!真赭様、愛してますぅ!」

パン パン パン パン
ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ


「愛とか、要らない」

「うぅぅ、その冷たいところがぁ…はぁぁ、ん!
中、なかに下さい真赭様!」
「煩い。指図されたくない」

――グヂュグヂュと響く水音に惹かれた訳ではない。

恐る恐るホワイトボードの向こうを覗いてみると、会議用のデスクの上に女の子が横たわっている。ブラウスははだけブラはずらされて乳房が丸見え。下着のないスカートは捲り上げられて陰部も晒されていた。

そして、真赭。彼のワイシャツもまたはだけていて、肩から肩甲骨の間にびっしりとタトゥーのようなものが入っていた。

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