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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

そっと引き返し、トイレに行って自販機でジュースを買ってから一人資料室に戻る。

マソォは会議だったんだろう。そうだ、きっとそうだよ。マソォに親しい女の子がいるなんて、聞いた事はなかったし。

ジュースを入り口近くの台に置いて作業を再開する。
「何これ、字汚なっ!読めない!」
「どうしてこんなにごちゃごちゃにファイリングするかな」

…………

「あーもう!ダメだ、気になる!」

本当に会議なのか、付き合ってて密会でもしてるのか。そんなに気になるなら立ち聞きでもすりゃいいじゃん。…世間一般的には立ち聞きも良くないだろうけどね。


「よし、ちょっと確かめてこよう。トイレ、そう、トイレ行くついでだから」

誰に言うともなく言い訳して再び立ち上がった。トイレはさっき行ったというのに…

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