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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

こいつらは死んだ者の魂や未練、自然の中に凝ったものが俺の力を浴びて発光体に昇格したものだ。
精ともなれば、こいつらにはどれ程の価値があるか。
…ウザイから、たった今周りの発光体を右手の一振りで蒸発させたが。

帰ろうと思ったのだが我慢できずに梓穏を地面に横たえて、胸の頂を口に含む。
いくらか柔らかくなりかけていた乳首があっという間に固くなる。
「ん…」
起きてしまうかと身構えたが、ちゅくちゅくと優しく吸ったり舐めたりしていると、止められない。

蒼白い月光の下、再び漂うこの世のものならざる発光体と、女の身体を貪る、肩にびっしり模様の入った後ろ姿。

そう、俺の肩には強い力が宿る証の悪魔の模様が現れている。これは今まで無かったものだ。

俺だけでなく、真赭にも。再生時には俺より遥かに力が弱かった真赭は、女から生気を吸って俺と同じくらいの力を取り戻していた。

身体に模様まで現れたら、こちらに留まれなくなるのは時間の問題だ。

あと少し、そう思うだけで身体の中心に血が巡る。

ワイシャツから伸びる白い脚の間に擦りつけながら胸を吸う。悪魔の精に狂うのが人間の女だと思っていたが、人間の女の性に狂っているのは俺の方かも知れない。

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