
短編集。
第3章 純粋くん×遊び人
ガヤガヤ
『あ!見て見て!!凌様とゆう様よ!!』
『いやぁーん♥今日も、かっこいい♥♥』
『もぅ、見てるだけで幸せ!
近寄ったらいけない気がするのよねぇ』
『『『ねー♥』』』
とか、まぁ色々今日も色んな視線を集める。
「なぁ?ゆう??ちょっとええか?」
玄関に向かうと、思わぬ人に声をかけられた。そう
「え?りゅうき?」
びっくりして凌の方に顔を向けると。なぜだか、すごく苦しそうな顔をしてる凌。
「え?凌、どーしたの?どっかいたいの?」
すると、凌が笑顔になって俺にいけと言ってくる。
なんで、行かせよーとすんの?なんでそんなに辛い顔してんの?なんで?なんでなんだよ。
頭の中がごちゃごちゃになって、涙が出そうになるけど。俺は黙ってりゅうきについていった。
