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エッチな短編

第9章 メイド×坊ちゃん

「ハァ・・・・ハァ・・・・・」



無駄に広い廊下を走り、無駄に長い階段を駆け上がる。




そして、秋斗様の部屋の前に着いた私は勢い良くドアを開けた。



「秋斗様!」



部屋に入ると、案の定秋斗様はベットのベットの上でスヤスヤと寝息を立てていた。




「秋斗様!朝です!」




優しく秋斗様を揺すると、「う~ん」と唸る秋斗様。




「秋斗様!きゃっ!」



もう一度、秋斗様を揺すろうとした時
秋斗様に腕を掴まれ、私はバランスを崩し、秋斗様の上に倒れてしまった。



起き上がろうとしたけど、秋斗様に抱きしめられて起き上がれない。



「杏」



私の耳元で囁く秋斗様。



その声が、とても甘くドキドキしてしまう。



「な、何でしょう?」



少し顔を上げて、秋斗様の顔を見ながら尋ねると・・・・・・




「朝立ちしたから、静めて?」ニコッ



甘い声以上に、甘い顔で笑う秋斗様。




思わず、その笑顔に見惚れてしまう。



って、秋斗様が朝立ち・・・・・・・・



「そ、そんな!私が秋斗様の朝立ちを静めるなんて///////ンッ!」




「無理です」と言おうとした途端、秋斗様は私の首に抱きつきキスをしてきた。



「ふン・・・・ア・・・ふぅ・・はぁ・・・ん」



いやらしく絡みつく、私の舌と秋斗様の舌。




「杏、俺が言った事忘れたの?」



キスから解放した秋斗様は、妖艶に笑いながら囁いた。



私が、秋斗様の専属メイドになった時の約束・・・・・・



それは、『秋斗様が言った事には絶対従う』




「俺が言った事は、絶対だよね?」



首を傾げながら、私を見つめる秋斗様。



「・・・・・はい、絶対でございます」



私の言葉を聞いた秋斗様は、満足そうに「だよね?」と笑った。










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