
それでも好きな人
第15章 不慮の事故
美鈴「ごちそうさまでした」
左でも食べやすいよう
夕食はカレーとサラダになった
多少時間はかかったがどうにか食べ切る
事が出来た
香苗「お風呂入ってもいいのよね」
美鈴「腕入れなきゃね」
香苗「じゃあ早く入って今日は休みなさ
い」
美鈴「…うんっ」
拓真「…」
包帯を濡らさないようにタオルを巻いて
ビニールで腕をカバーし
お風呂に入った
腕や肘など
所々に擦り傷があり
お湯が傷に染みて痛かったが
疲れが一気に取れるような気がした
美鈴「…ふぅ」
拓真「湯加減どう?」
美鈴「!?」
ドア越しに
拓真が話しかけてきた
お風呂場と台所は近い距離で
香苗に見られたら聞かれたらと焦る美鈴
だけど…
拓真「背中流そうか?」
美鈴「えっ!?ちょっ待っ…!?」
