
悪魔と淫美な世界へ
第2章 ~可愛い?年下男子~
ホームルームを終えた2年1組の教室…
ゆきが座る机の周りにクラスの女子達が集まっていて、その中には勿論里香の姿もあった。
「朝から刺激的だったよ ねぇ!」
「うん
あたしドキドキしちゃ った!」
「あんなカッコイイ彼氏 と毎日一緒なんて
羨ましい過ぎる~!」
「ほんとー
うちの彼氏と交換して 欲しいよ~
なんちゃってっ♪」
「はは…
里香の彼氏だって十分 カッコイイと思うけど …」
う~~…
恥ずかしくてみんなの 顔が見れないっ…
しかも蒼空にまで見ら れちゃったし‥‥
「そうだけど…
でもゆきの彼氏は大人 の色気があって
顔もスタイルも文句な しだし…
も~見てるだけでドキ ドキしちゃう!」
「そうですかっ…」
大人の色気というより 悪魔の色気だよね…?
でも…
いくら見た目が良くて も
嬉しさや悲しみ‥人を 好きになるっていう感 情はなくて‥‥
『ゆき先輩っ』
突然蒼空の笑顔が頭を過ぎり、ゆきはハッとして頬を赤く染めた。
なんでいきなり蒼空の こと思い出したんだろ っ…
あの無邪気な笑顔を向 けられる度に‥ドキド キして‥‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥わたし‥‥
…蒼空のこと…
好き‥なのかな…?
