
☆短☆編☆集☆!!
第4章 不良少年×家庭教師
「・ ・ ・お仕置きってどんな?」
「何、気になんの?
知りたきゃワザと間違えてもいいんだぜ?
俺の楽しみが増えるだけだし」ニヤニヤ
何ニヤニヤ笑ってンだ
不気味だな
何考えてるか謎な人っていんだな。
まぁいいや
間違えなきゃいいんだよな?
楽勝だし
「自信アリアリだな」
「まぁな
俺、これでも小学生のときはカナリ勉強出来たし。」
「・ ・ ・へぇ〜
それは楽しみだ」フッ
何か今
鼻で笑われて
ムカついた。
めんどーだからなんも言わんけど。
「じゃあまず数学からだったな
最初にこの問題解いてみろ。」
そう言って渡された一枚のプリント。
「時間は10分間だ。
その次に五問問題出すからな。
それが出来なかったら
寝る前にお仕置きな」ニタァ
「はいはい。
こんなの楽勝ですって」
「じゃぁ始めろ」
なんだ
楽勝じゃん!
俺は手を止めることなく問題を解いた。
「出来たぜ」
俺は勝ち誇った顔で勇一にドヤッた。
すると勇一が驚いていた。
「・ ・ ・もう?
お前数学得意なの?
結構ハードル高い問題入れたつもりだったんだけど」
「マジで?
あれ?じゃあ違うかも・ ・ ・」
「どれ
見してみ?」
俺は勇一にプリントを差し出した。
勇一はプリントを受けとると、眼鏡をクイッと上げ、見た。
不覚にも
その仕草を見て
カッコいいと思ってしまった。
いや
正直に言って
顔はすげぇタイプだ。
だけど・ ・ ・
「紀希。」
「おう。
どうだ!?」
「全問題間違ってる」
「へ?
うそーー!!」
「んーー。
まず基礎から教えなきゃ不味いな」
はぁ〜っとため息を付く勇一。
「お前ってさ・ ・ ・
素直にバカだな」
いちいち
言葉に刺があるんだよぉー!
