
☆短☆編☆集☆!!
第2章 不良だけど実は優しいクールな高校生×教師
「・・・ここ・・・・保健室だから大丈夫だよ・・・」
・・・ってことは、この子が俺を保健室まで運んでくれたのか?
「・・・・助けてくれてありがと」
無事にあの部屋から出れて。
体はあちこち痛いけど・ ・ ・
俺はあの恐ろしい部屋から出れてホッとした。
「よかっ・・・・・た・・・ポロポロ・あれ?・・・なんだろ・・・・・涙・・・とまんな・・いや・・ごめんね!・何ともないから!」
俺は何度も止まない涙を拭った。
駄目だ。
生徒に余計な心配させちゃ!
想いとは裏腹に流れる涙
その瞬間、俺は一人の生徒。夏男に抱き締められた。
ぎゅっ
「な、夏男くん!?」
「我慢しなくていいから・・・怖かったんだよな。俺の胸貸してやるから、いっぱい泣け」
そう夏男は言い、優しく頭を撫でてきた。
「なつお・・くん・・・ありがと。もう大丈夫。」
なんて心の優しい子なんだ。
俺は心の底からそう思った。
「・・・でさぁ、せんせ・・・・」
ん?
「何?夏男くん」
「松下にされたのって、ムチで体叩かれただけ?」
え? 松下?・・・あぁ・・・・あの人、松下って言うのか。
「他に変な事されてない?」
ギクッ
そう言えば、俺のファーストキス奪われた・・・
あと、体のあちこち触られたなぁ・・・・って、何か夏男くんの目、怖いんだけど!!
「さ、されてない!!何も!」
「・・・・ホント?」
「うん、ホント!」ニコ
バレまいと笑顔で言う。
俺は夏男くんの雰囲気が無償に怖くてつい嘘を付いてしまった。
「・・・・・・・・・そっか・・・・」ニコ
ホッ
俺は夏男くんに笑顔を向けられホッとした。
「せんせー、嘘下手だね」ニコ
あ、やっぱし?
