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壱万円あげます

第1章 始まり

坂道を全力でかけおりる

跳び跳ねながら

滞空時間が長くなるように

時をかける少女のように

私は時空を越えるんだ

腐りきった夜から

澄みきった朝に向かって

湯浅のマンションが見える

電気はついてないけど

多分起きてる

だって私が起きてるんだからね

ラストスパートだ

飛ぶんだ私よ

もう心は白くなったじゃないか

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