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壱万円あげます

第1章 始まり

湯浅はやっぱり起きていた

温かく私を迎えると

座布団を用意してくれた

「おはよう、湯浅」

「うん」

湯浅は髪をいじっている

目の下のクマからして

今日は徹夜でもしたのかな

「またゲームしてたの?」

「まぁね」

「勝負しよっか」

「いいよ」

コントローラーを握り締める

私はここにいるぞ

湯浅とこれから対決するんだ

髪を後ろに束ねる

本気モードだ

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