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壱万円あげます

第1章 始まり

コンビニでおにぎりを買う

歩きながら食べる

軽蔑の目で見る通行人

何も気にならない

お前らとは関係がない

誰に見られても恥ずかしくない

もっと恥ずかしい思いをしてるから

油っぽいおにぎりを

爽やかなウーロン茶で流す

腹を満たす為に食べるんだ

贅沢をする必要はない

私にはお金が必要だから

二個目のおにぎりは鮭だ

しょっぱくてギシギシしてる

飲み込むと骨が刺さりそうだ

それすらウーロン茶で流し入れる

朝食は終わりだ

散歩にでかける

湯浅なら、そろそろ起きてるかもしれない

ちょっと遊びに行ってみよう

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