
花火の秘密
第3章 すばるくんとの秘密
提灯の強い光が見えてきた。賑やかな太鼓の音と歌声が次第に大きくなっていく。
広場の中心には大きな円、その更に中心の大きな柱の上、汗を飛び散らす1人の男性が神々しく見えた。
その光に見とれていいると気付けば丸ちゃんとすばるくんは人の輪の中に混ざって踊り始めていた。
俺にはそのあとを追いかけて輪の中に陽気に入っていく勇気などなかった。
「どうする?」
遠くの二人をぐっと締め付けられる胸を押さえて見ていれば後ろから女の子のような声が聞こえた。
「僕、焼きそば買って二人見てる。」
「え?見てるん?どっか行かんの?」
「疲れた。」
とりあえず適当な断り文句を章ちゃんに渡せば適当な焼きそばの屋台に歩いてその場から離れた。
広場の中心には大きな円、その更に中心の大きな柱の上、汗を飛び散らす1人の男性が神々しく見えた。
その光に見とれていいると気付けば丸ちゃんとすばるくんは人の輪の中に混ざって踊り始めていた。
俺にはそのあとを追いかけて輪の中に陽気に入っていく勇気などなかった。
「どうする?」
遠くの二人をぐっと締め付けられる胸を押さえて見ていれば後ろから女の子のような声が聞こえた。
「僕、焼きそば買って二人見てる。」
「え?見てるん?どっか行かんの?」
「疲れた。」
とりあえず適当な断り文句を章ちゃんに渡せば適当な焼きそばの屋台に歩いてその場から離れた。
