クリスマスに奇跡を
第2章 奇跡のあとのクリスマス
「それよりも、君の方こそ私たちの所為だよね。」
そもそも、俺の中の歯車が狂ったのはあの日の事故が全てではある。
だが、それだけではない。
自分の心が揺らいだ・・・否、弱かったのだ。
だから、今ならはっきりと言える。
「それは、違いますよ。」
「ウソでもそう言って貰えると嬉しいよ。」
男のはにかんだ笑みに対して俺は静かに首を振った。
あの事件のおかげで俺は色々な考えを持つ事ができた。
今ではそう言う考え方を持つ事が出来たのは、この男のお掛けだと感謝すらしているくらいだった。
「あれから何度も病院には行ったが君には会えなかった。そしたら、君が毎日この公園から病室を見ていたから心配になってね。」
もう6年にもなるのに、あれからもこの人は自分が事故を起こした訳でもないのに、病院に通っていたのか。
おまけに俺の心配まで・・・。
「もう、月日は流れたんです。ですから俺の事は忘れて、あなたは先に進んで下さい。」
「そうだな、私もようやく君に会えたし・・・役目も果たせそうだ。」
男はぼそりと呟き、笑った。
「・・・ありがとう。」
俺は事故以来はじめて、本来の男の笑顔を見た気がした。
「今日の私はサンタです。プレゼントを受け取って貰えますか?」
そう言われ、俺は有無を言わさず近くの大きな桜の木の下へと連れて行かれた。
「ちょ・・・待って」
そして、男はニコリと笑うと一歩ずつ、俺から遠ざかって行った。
そもそも、俺の中の歯車が狂ったのはあの日の事故が全てではある。
だが、それだけではない。
自分の心が揺らいだ・・・否、弱かったのだ。
だから、今ならはっきりと言える。
「それは、違いますよ。」
「ウソでもそう言って貰えると嬉しいよ。」
男のはにかんだ笑みに対して俺は静かに首を振った。
あの事件のおかげで俺は色々な考えを持つ事ができた。
今ではそう言う考え方を持つ事が出来たのは、この男のお掛けだと感謝すらしているくらいだった。
「あれから何度も病院には行ったが君には会えなかった。そしたら、君が毎日この公園から病室を見ていたから心配になってね。」
もう6年にもなるのに、あれからもこの人は自分が事故を起こした訳でもないのに、病院に通っていたのか。
おまけに俺の心配まで・・・。
「もう、月日は流れたんです。ですから俺の事は忘れて、あなたは先に進んで下さい。」
「そうだな、私もようやく君に会えたし・・・役目も果たせそうだ。」
男はぼそりと呟き、笑った。
「・・・ありがとう。」
俺は事故以来はじめて、本来の男の笑顔を見た気がした。
「今日の私はサンタです。プレゼントを受け取って貰えますか?」
そう言われ、俺は有無を言わさず近くの大きな桜の木の下へと連れて行かれた。
「ちょ・・・待って」
そして、男はニコリと笑うと一歩ずつ、俺から遠ざかって行った。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える