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仮面な人たちの恋愛夢小説

第47章 空いてるぞ…?(鎧※)

その日の夜。彼女の運転で自宅に戻ると俺は食事を済ませ、真っ先に部屋に向かう。


わざと雑に脱ぎ捨てた上着とズボンに、彼女は確実に気付いて片付けてくれる。


そんなちょっとした時間稼ぎが役に立ったのか狙い通り彼女の後ろ姿を捕らえることが出来た。


上半身裸のまま、熱い身体を彼女に密着させると彼女は小さく声をあげた。


「すまない、驚かせたか?」


『ちょっとだけ‥主任、暖かいです』


「風呂上がりだからな。君も入ってくるといい…待ってる」


私の言葉の意味を理解した彼女は小さくはい、と一言いうとバスルームへと姿を消した。

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