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仮面な人たちの恋愛夢小説

第37章 流星群(F)

『わぁ‥綺麗…』


彼女が見上げる先には、真っ暗な視界が慣れると見えてくる無数の星たちが輝いていた。


「本当、綺麗だ…あ、」


ふいに流れ落ちたのは流星群。
彼女は高台の策から少し乗り出すようにして見上げていた。

彼女と初めて会話したとき、彼女が見ていた星の本に開いていたページが流星群のページで、彼女は一瞬だけどその一瞬が美しいと言っていて、流星群は星の中で一番好きな星だった。

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