
仮面な人たちの恋愛夢小説
第3章 まだ見ぬお宝(D)
(『来ないでよ…来ないで‥』)
「何を考えている」
『別に何も‥』
「可愛いげのない女だ‥」
『余計なお世話ッうあっ!』
凍堂の主人は口数の減らない栞那に腹を立て、その度に使用人二人係で痛め付ける。
「黙っていれば可愛いげのある女なのにな‥そろそろ本当に黙らせてやろうか。…やれ」
使用人=メイドファンガイアが栞那にとどめをさそうとしたその時だった。
銃が回転する音と共にメイドファンガイアを撃ち抜く──海東だ。
地面を強く蹴り、ディエンドドライバーで二体のメイドファンガイアを撃ち、遠ざけながら駆けてく。
散々痛め付けられた栞那に今自力で動くまでの力は残っていなかった。
それを見てか海東は瞬時に行動を起こす。
「ハアッ!」
予想外の海東の動きに思わずよろめき体制を崩す凍堂。
海東はその瞬間を見逃さずディエンドドライバーにインビジブルのカードをセットし栞那に駆け寄る。
「此処を出よう。掴まれるかい?」
栞那が差し出された腕にしがみついたのを確認するとカードを起動させた。
──二人は凍堂家の正面玄関付近で姿を現す。
『逃がさない!!』
また別のメイドファンガイアが二人を追って周りを囲む。
そんな中で海東はあることを思い付く。
海東は栞那に手錠を出すよう指示する。
「君は僕の動きに合わせてくれたらそれでいい。出来るかい?」
『…いいわ』
二人の片腕に手錠をかけると海東が栞那を庇いながらメイドファンガイア等に攻撃し始めた。
「何を考えている」
『別に何も‥』
「可愛いげのない女だ‥」
『余計なお世話ッうあっ!』
凍堂の主人は口数の減らない栞那に腹を立て、その度に使用人二人係で痛め付ける。
「黙っていれば可愛いげのある女なのにな‥そろそろ本当に黙らせてやろうか。…やれ」
使用人=メイドファンガイアが栞那にとどめをさそうとしたその時だった。
銃が回転する音と共にメイドファンガイアを撃ち抜く──海東だ。
地面を強く蹴り、ディエンドドライバーで二体のメイドファンガイアを撃ち、遠ざけながら駆けてく。
散々痛め付けられた栞那に今自力で動くまでの力は残っていなかった。
それを見てか海東は瞬時に行動を起こす。
「ハアッ!」
予想外の海東の動きに思わずよろめき体制を崩す凍堂。
海東はその瞬間を見逃さずディエンドドライバーにインビジブルのカードをセットし栞那に駆け寄る。
「此処を出よう。掴まれるかい?」
栞那が差し出された腕にしがみついたのを確認するとカードを起動させた。
──二人は凍堂家の正面玄関付近で姿を現す。
『逃がさない!!』
また別のメイドファンガイアが二人を追って周りを囲む。
そんな中で海東はあることを思い付く。
海東は栞那に手錠を出すよう指示する。
「君は僕の動きに合わせてくれたらそれでいい。出来るかい?」
『…いいわ』
二人の片腕に手錠をかけると海東が栞那を庇いながらメイドファンガイア等に攻撃し始めた。
