テキストサイズ

白い雪のような

第3章 違う本心

「わかってるよ…まったくせっかちだね」

「惺兄、どういうこと?」

惺はため息をついた。

「これ以上は僕にはムリなんだ…
触ってあげることも触られることもできない。
だから代わりを朗にお願いしたんだ」

「代わり…?」

「洸太を気持ち良くさせるための僕の代わり」

「意味わかんないよ…」

「朗が僕の代わりに洸太を気持ち良くさせるってこと」

「!!
そんなのイヤだ!!」

「全部を代わってもらうんじゃないよ?
もちろん僕も一緒にいる。
朗の動きは全部僕の意志だよ」

「でも俺は惺兄としたい!…んだよ?」

「洸太…ホントはね、
セックスは止められてるんだ。
僕の体は耐えることができないって。
でも、僕は洸太としたくて…
もうこれ以上はムリなんだ。
イッちゃいそうで…」

「イッたらダメなの…?
だからいつも俺だけイかせてたんだ」

「ちゃんと気持ち良く
させてあげられる体だったらね、
ごめん…」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ