
BL~中編・長編集~
第21章 ~番外編②~
「…で、ちょっと目を離した隙になにしてるんだ? ん?」
「いや…あれは、向こうが悪いだろ。」
防ぎようがないだろ、今のは。
「どうして僕以外の人に体触らせたの?」
「へっ? いや、だって…」
なんか…嫌な予感が…
「あいつらにどこ触られた?」
「え? 海斗?」
あ、これはヤバい。
本能がそう言ってる。
「これは…」
「お仕置きが…」
「必要だよな?」
「「「!!?」」」
なんでそうなるんだよ!!
「あ…えっと…」
「そういえば俺…」
「用事あったんだよね。」
ヤバい。
全力で逃げないと。
「「「帰る!!!」」」
一目散に逃げ出した俺達。
でも、まぁ…
朝から言ってるように、俺達三人の体は限界が来ていたわけで…
「「「捕まえた。」」」
「「「………………」」」
一瞬で捕まったのは、言うまでもない。
