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「世界が黄色い…」

「はは…」

俺も体力落ちたな。

勉強ばっかりで、最近運動してなかったし。

「そういえば…お前、大学どうすんの？」

「ん～…無理に海斗を追いかけるつもりはないけど…」

まぁ…近藤もやりたいことがあるだろうし。

大学は将来がかかってるしな。

「豊は？」

「俺？　俺はM大に行くけど。」

前から、あの大学に行きたいと思ってたし。

「なーんだ…結局、潤也と同じ大学に行くんだ…」

「学部は違うけどな。」

俺は商学部。　潤は法学部に進む予定。

「っていうか、M大とか…超頭いいところだし…」

「そうか？」

まぁ…知らない人はいないような大学だしな。

「これだから学年二位は…」

「？」

そんなことを話していると、先生が教室に入って来た。

もう休み時間終わりか。

「ほら、始めるぞ!!　さっさと席着け～!!」

「「「……………」」」

これ…授業、受けられるのか？

近藤なんて、半分くらい意識ないだろ。

「はぁ…」

「…今日…休めばよかった…」

「「同感。」」

その後二時間。

半分意味のない補習授業を受け、学校を出た。