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BL~中編・長編集~

第16章 ~Riproduzione~

ここが学校だとか、もしかしたら誰か来るかもしれないとか、そんなこと頭から消し飛んだ。

豊の言葉を最後まで聞かず、俺は再び豊の唇を奪っていた。

「んぅ・・・じゅっ・・ん・・・ッ・・」

もうダメだ。 止められない。

「人の気も知らないで・・・・誘ったんだから、責任とれよ?」

「・・・っうん・・・」

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「ん・・・・」

「目、覚めた?」

腕の中にいる豊に話しかける。

豊は俺の顔を見て少しの間固まると、小さく微笑んだ。

「豊・・・」

「んっ・・・」

豊の頬に手を添え、優しくキスを落とす。

あぁ・・・幸せだ。

「潤!!」

「「!!!」」

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