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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「っ!!」

先輩の言葉に、他の先輩達も怪しく笑った。

「そうかもな・・・」

「・・・・ふっ・・ははは・・・」

「?」

僕が笑ったことが不思議だったのか、先輩達が僕を振り返った。

「無理だよ・・・・僕じゃ・・・」

菊池先輩が、僕を助けに来るわけがない。

「僕を人質にとっても、菊池先輩は来ないよ。」

僕は、先輩にとって・・・

「僕は、先輩にとって・・・・迷惑でしかないもん・・・」

僕は顔を上げて、先輩を睨みつけた。

「信じるか信じないかは、先輩達の自由だけど・・・でも・・・・」

「「?」」

震える口を、必死に動かす。

「そんなせこい手を使うくらいじゃ、菊池先輩には一生勝てないよ。」

「っ・・・のやろっ!!」

僕の言葉が頭にきたのか、先輩は僕を殴ってきた。

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