
BL~中編・長編集~
第12章 ~こんどこそ一緒に~
「・・・で? 大事な話ってなんなんだ?」
「ん? ああ・・・」
話題を変えるように、先ほどシバが言っていたことを尋ねてみる。
「あのさ、すごく言いにくいんだけど・・・・」
「なんだよ。」
言うのをためらっているシバを急かすように聞き返す。
「本当にいいのか?」
「・・・なにが?」
シバの話が見えてこない。
質問の一番大事な部分がないのだ。
「シロのこと。」
「・・・」
俺は、すぐにはシバの質問に答えられなかった。
黙り込んでる間に、ウエイターが注文したものを運んできた。
ココアの甘い香りが鼻をかすめる。
「好きなんじゃないのか?」
「・・・それは、俺の気持ちじゃない。」
クロを好きという気持ちは、俺のものではない。
ミケのものだ。
「ん? ああ・・・」
話題を変えるように、先ほどシバが言っていたことを尋ねてみる。
「あのさ、すごく言いにくいんだけど・・・・」
「なんだよ。」
言うのをためらっているシバを急かすように聞き返す。
「本当にいいのか?」
「・・・なにが?」
シバの話が見えてこない。
質問の一番大事な部分がないのだ。
「シロのこと。」
「・・・」
俺は、すぐにはシバの質問に答えられなかった。
黙り込んでる間に、ウエイターが注文したものを運んできた。
ココアの甘い香りが鼻をかすめる。
「好きなんじゃないのか?」
「・・・それは、俺の気持ちじゃない。」
クロを好きという気持ちは、俺のものではない。
ミケのものだ。
