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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「お待たせ。」

「ん~・・・」

シバを待つために中庭で昼寝をしていた俺は、シバに起こされた。

「どっか喫茶店行くか?」

「そうだね。」

立ち上がると、シバと肩を並べて大学を出た。

喫茶店に入るまで、他愛もない話をした。

あの教授はこうだの、学年にいるあいつは誰が好きだの。

まるで、あの頃に戻ったようだ。

「ここでいいか?」

「ああ。」

大学から一番近い喫茶店に二人で入る。

テーブルにつき、俺はココアを。 シバはコーヒーを注文した。

「まだココアしか飲めないんだな。」

「うるせぇ。 ほっとけ。」

シバに言われるまで気が付かなかったが、俺は昔から・・・・前世からココアしか飲めないんだよな。

だって・・・コーヒー苦いし・・・・

ふん。 どうせ俺はガキだよ。

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