テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「・・俺の名前は・・・・」

なんだっけ・・・?

━━━━━━━━━━━━━━━




「おはよー。」

「おはよー・・・って、その顔どうした!?」

翌日。

俺は大学に行くことを必死に止めるシロを振り切り、いつも通り大学に来ていた。

「いや、まぁ・・・いろいろあったんだよ。」

「大丈夫か?」

シバは心配そうに俺の顔を覗き込んできた。

「平気だよ、このくらい。」

今朝はシロの家で朝ご飯をご馳走になり、一緒に行くと言うシロの言葉を無視して一人で登校した。

シロと一緒に行くなんて冗談じゃない。

朝起きた時も、シロの姿を見てクロを連想してしまった。

あれ以上一緒にいたら、口走ってしまいそうだ。

「シロ~。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ