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顔が目の前にあって驚いて身を引くと、シロにそう聞かれた。

「だ、いじょうぶ・・・」

「本当に？」

びっくりした・・・・

「ぅん・・・」

本当に、クロかと思った・・・

「なんかあったら遠慮しないで言ってね？」

「あぁ・・・ごめんな、迷惑かけて・・・」

謝ると、シロは微妙な笑顔を浮かべた。

「謝らないでいいよ。　元々、俺のせいで襲われたんだし。」

シロは申し訳なさそうにそう言うと、奥の部屋に消えて行った。

「・・・・クロ・・・」

俺に、どうしろっていうんだ・・・・？

たとえ俺がシロを好きになったとしても、もうシロには恋人がいるのに・・・

それに、まだ思い出せてない部分が多々ある。

「・・・・」

なんで俺は、クロと別れたんだ？
どうして、こんなに後悔してる・・・？

その前に・・・