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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「ん・・・・」

目が覚めると、視界に入ってきたのは見慣れない天井。

「あ、目覚めた?」

「ク・・・・・・シロ・・・?」

声のした方を向くと、シロがいた。

シロがいるってことは・・・

「ここ・・・シロの家か?」

「そう。」

それは、前にも見たことがある光景で・・・

「まだ寝てていいよ。」

『まだ寝てろ。』

一瞬、シロがクロに重なって見えた。

シロはクロの・・・生まれ変わりなのか?

「ハル?」

「あ、え?」

考えに没頭していたら、シロが心配してか、顔を覗き込んできた。

「っ!!!」

「大丈夫?」

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