テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

その後ろ姿を見届けると、シロは俺の元に駆け寄ってきた。

「大丈夫?」

シロの行動一つ一つが記憶の中の彼と重なる。

「ごめんね、来るのが遅くなって。」

『よく一人で頑張った。』

「頑張ったね。」

優しい笑顔。 声。 温もり。

「・・・ロ・・・・・」

安心したら、意識が薄れてきた。

「ハル!?」

・・・思い出した。

俺が好きだったのは━━━・・・・

「・・ロ・・・・」

クロ━━━━・・・・・









ストーリーメニュー

TOPTOPへ