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BL~中編・長編集~

第9章 ~大切なもの~

「いや・・・」

不思議に思ってそう尋ねると、吉村は視線を俺に向けた。

「たださ・・・」

「ぅわっ!?」

かと思えば、俺と肩を組んできた。

「なんだよ!?」

「別にいいじゃんか。 俺達仲良いんだし。」

だからって、今までこんなことしてきたことないのに・・・

「????」

「ほら、席着こうぜ?」

頭に?マークを浮かべている俺を無視して、吉村は席に着いた。

「早くしろよ。」

「あ、あぁ・・・」

その時俺は、視線を感じて後ろを振り返った。

「?」

振り返ると、女子にナンパされている一馬が。

気のせい・・・か。

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